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お色気小咄 12


 浅草の観音様の仁王門の仁王は立派な体つきで、健康そのものである。そこで、紙を噛んで仁王のからだへぶつけて祈ると、紙が当たったところが丈夫になるといわれている。

ある夫婦者が仁王門の前にきた。亭主が紙を噛んで投げると仁王のヘソのあたりに当たった。
女房がそっと亭主にいう 「もすこし下のほうがよい」

小ばなし歳時記 加太こうじより

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