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お色気小咄 15



 いまはすたれたが、かっては大寒という季節の区切りにはいると、神社仏閣に寒さをおかしてもうでる人が多かった。寒まいりというのだが、特に薄着をしていけばご利益があらかたで、裸まいりは、もっともよろしいとされていた。

  若い衆が集まって話をしているところへ、仲間のひとりがかけつけてきて
「いま珍しいものを見た」
「なんだい半さん、珍しいものってのは」
「十八、九の女の裸まいりよ、からだの白いこと雪のようで、小股のきれあがったいい女だが、素っ裸で腰巻もしていなかった」
「ふーん、それで、きりょうのほうはどうだ」
「へへへ、顔は見なかった」

小ばなし歳時記 加太こうじより

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