笑い話いろ色
ホーム
お色気小咄 30
腹の内
さる所の生まれ子、生まるるよりすぐに、大人のように、いろいろなことを言うゆえ、めずらしがり、人が集まりて話をするうち、一人が子に向かいて、
「腹のうちにいたときのことも、おぼえがあるだろう。どのような心持であった」
と問えば、かの子が言うには、
「腹のうちは八、九月ごろのようだ」
「そりゃ、どうして」
「ちょうど、あつくもなく、寒くもなし、そうしておりおり下から松茸がはえる」
江戸小咄
笑い話41 へ
笑い話いろ色 ホーム
HPを友達に教エル
© SEIWA