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お色気小咄 6
えー、ご新造さんがお風呂へはいっていると、かわいがっている猫のタマが、ニャアニャアと大騒ぎをはじめましてナ。 「おナベや、タマはどうしたんだい?」 「ヘエ、もうバカなんでござえます。さっき魚屋から赤貝を買ったんですが・・・」 「あア、そうだったねエ、それで?」 「タマが、それにチョッカイを出しましたもンだで、赤貝が驚いてギュッとカラをを締めたんでごぜえます。だもンだから前足ィはさまれて、へェ、大騒ぎで・・・」 「まアま、かわいそうじゃないの、え、面白がって見てちゃいけませんよ。おまえ、ちょいとユカタ貸しとくれ。それから、なンかコジあける物をネ。・・・まアまア、タマや、バカだね、おまえ。今、とってあげるよ」 ご新造さん、裸にユカタを一枚フワリと羽織りましてナ、お手ずから、赤貝のカラをコジあけて、とってやる。 「ホラ、とれた、痛かったでしょう、タマや・・・」 と猫をフトコロヘ抱きあげると、湯上りの肌でございます。猫がツーッとすべって、 ご新造さんの下腹へ落っこちて行きましたが、とたんに、毛を逆立てて、 「フーウッ!!・・・」 定本艶笑落語 小島貞二編より HPを友達に教エル © SEIWA
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